Tuesday, April 14, 2020

コロナウィルス、信憑性

こちらのサイトの記事を日本語に訳しました。



コロナウィルス、信憑性

2020 年 4 月

先日、「コロナウィルスはインフルエンザ以上にひどくはならない」と TV ジャーナリストや政治家が自信満々に述べる
動画を観た。その間違いようがどれほどだったか、ということだけでなく、そこまで言い切るか、という点で印象に残った。そのような発言になぜ確信を持てたのだろうか。
誰にもバレないだろうと考えていた、というのが答えだ。誤った予測をすると危険であるということを理解していなかったのである。こうした人間は常に誤った予測をし、それで許される。それは予測対象の事柄がごちゃごちゃした結果に終わり、大声を上げれば言い逃れられるからか、あるいはそれが遠い未来のことで、言ったことがほとんど忘れられてしまうから、のどちらかだ。

伝染病は違う。予測がすぐに間違いであるとわかり、疑いの余地がなくなる。

しかし伝染病はあまり頻繁にないため、このような人々はこうなる可能性があることを予想すらしていなかった。その代わり、この伝染病の結果わかった通り、自分で理解できていないことについて自信満々に述べるといういつも通りのやり方を続けた。

すなわち、このような出来事は、他人の粗を探すのに他にないほど強力なものだということである。「潮が引いて初めて、裸で泳いでいた人がわかる」とウォーレン バフェットは言う。そして今、これまでになく干潮な状態なのである。

結果がわかった今、見えたことを覚えておこう。信憑性を試すテストとしてこれ以上に正確なものはないのだから。そう願う。